小田原市議会 2021-03-02 03月02日-02号
厚生労働省の介護予防マニュアル改訂版でも、高齢者のひきこもりの一つに聴力の低下を挙げて対策を求めています。それなのに現在、難聴者の14%程度しか補聴器をつけていません。これは日本補聴器工業会の推計です。理由は二つあります。一つは、補聴器は平均15万円と価格が高いからです。もう一つは、加齢に伴い難聴が進行していくため、気がつかないことが多いからです。補聴器はつければ聞こえるというものではありません。
厚生労働省の介護予防マニュアル改訂版でも、高齢者のひきこもりの一つに聴力の低下を挙げて対策を求めています。それなのに現在、難聴者の14%程度しか補聴器をつけていません。これは日本補聴器工業会の推計です。理由は二つあります。一つは、補聴器は平均15万円と価格が高いからです。もう一つは、加齢に伴い難聴が進行していくため、気がつかないことが多いからです。補聴器はつければ聞こえるというものではありません。
また、厚労省は介護予防マニュアル改訂版でも、高齢者のひきこもりの要因の1つに、聴力の低下を挙げて対策を求めています。しかし、補聴器は平均15万円と片耳3万円から20万円以上、保険適用でないので高額で買えないと悲鳴が上がっています。
平成24年3月、既に厚生労働省は、介護予防マニュアル改訂版で、社会活動が不活発であることが認知症の発症リスクを上げる、閉じこもりは認知症の発症リスクとなっている可能性があるとしており、早目の補聴器の使用が求められています。また、補聴器を快適に利用するには3カ月程度の調整と脳のリハビリが必要とも言われています。これらを含めて、高齢者の福祉政策と捉えるべきと考えます。
2012年3月、厚生労働省の介護予防マニュアル改訂版では、社会活動が不活発であることが認知症の発症リスクを上げる、閉じこもりは認知症の発症のリスクとなっている可能性があるとした上で、閉じこもりの身体的要因の一つに聴力の低下を挙げています。また、厚生労働省の2015年の認知症施策推進総合戦略、新オレンジプランでも、難聴は認知症の危険因子の一つとされています。